企業の社会的責任

スコット・ベイダーは、倫理的・社会的・環境的配慮と責任において長年にわたり高く評価されています。これは、当社の極めてユニークで進歩的な歴史と会社組織に負うものです。

スコット・ベイダーはアーネスト・ベイダー氏が1921年に立ち上げた企業です。彼は、組織内での民主的な参加を率先して進めることで、会社の福利がそこで働く人々に委ねられるような企業を作りたいと考えていました。その考えに基づき、1951年にこの企業はそこで働く人々に贈与されたのです。化学製造企業の株式は、保証有限会社かつ登録慈善団体の、スコット・ベイダー・コモンウェルス・リミティッド(以下「コモンウェルス」)に移管され、これによりスコット・ベイダーは地元コミュニティと広域なコミュニティに統合されることとなりました。

コモンウェルス設立にあたり、アーネスト・ベイダー氏は一連の運営原則を示しました。今日、それが当社の「価値」となっています。それは:

コミットメント、責任、チームワーク、公平

これらの価値は、私たちが活動し、評価される主原則として、全スコット・ベイダー・グループの中核をなしています。

私たちの製品の行き先は?

今日、スコット・ベイダーは数多くの主要な樹脂化学品の世界的企業です。当社には以下のような製品があります:

ポリエステル樹脂ベースの製品。海上および陸上輸送、建物と建設、風力エネルギー、タンクやパイプなどに利用される複合材の製造。

水性エマルジョン/増粘剤と、溶剤系樹脂。コーティング、グラフィックアート/パッケージング、建物、繊維セクター用、またその他の工業エリア用。

アクリル酸ウレタン。接着剤、難燃剤、炭素繊維複合材用。

私たちは製品を、戦争用の武器を製造しようと考えている会社には、断じて販売せず、また今後販売することもありません。

私たちが顧客のためにすることは?

私たちは顧客に最先端の革新と品質、技術的専門知識を提供します。また、顧客と広く世界に長期的な持続可能性をもたらすために、研究開発に重点的に投資をおこないます。例えば:

業界と顧客のために、積極的に代弁し、権利擁護をします 私たちは業界のニーズと関心が議員や世論形成者に全面的に配慮されるべく努めます。

健康、安全、環境に関する専門的アドバイスを提供します 私たちは顧客の活動がもたらす人の健康へのリスクが最小限になるように、また広く環境への影響が削減されるように活動しています。

新規の革新的な製品と化学成分を継続して探し求めます 私たちは総体的に環境への影響や炭素フットプリントが低い製品により、顧客に真の価値を提供する新しい方策を見つけるべく努力しています。またそれをできれば自然界にある、再生可能な資源から得たいと考えています。

経済性

スコット・ベイダーは、その組織体制ゆえに、株主に利益還元をする必要がありません。株主に利益還元するかわりに、チャリティやコミュニティに寄付したり、人々や環境にメリットをもたらすよりよい技術を継続して開発するための研究開発に再投資したりします。

私たちは利益を次のようにとらえています:
•  事業成功の一つの指標でしかない
• スコット・ベイダーを継続させていくために必要なもの
• 目的達成の一手段

倫理方針

スコット・ベイダーでは全て、特に業務に関する事業倫理において、他人の模範となるように行動することを目指します。

アーネスト・ベイダー氏が最初に定めた当社の創立原則では、高いレベルの開示性、誠実さ、そして倫理をもって事業を行うことに重点が置かれていました。これは今日でもスコット・ベイダーの社員一人ひとりに求められているものです。

実際、これは私たちの世界的な活動の全てに適用されるものです。スコット・ベイダーは活動を行う全ての国の規制に完全に準拠します。また、組織全体にわたり、最高水準の事業倫理を適用していくことを約束します。