当社の沿革

スコット・ベイダーは1921年に設立されてから30年間、普通に経営されていました。しかし、創立者のアーネスト・ベイダー氏は、資本主義的な統治体制を決して心地よく思っていませんでした。クエーカー(Quaker=キリスト友会徒)であったアーネスト氏とその家族は、この世界をより良くするための倫理的で道徳的行動が不可欠だと考えました。彼らは長年会社の資本を分配する、それほど対立を生まず、全ての社員が会社で「真の」発言力を持てるような「第3の方法」を模索していました。全ての者が個人として平等であることを認め、労働者側が資本を使用すべきであり、産業の管理方法を変えることでのみそれが実現すると信じていたのです。

1951年に急進的な決断が下され、その結果、クエーカー原則に基づく「ザ・スコット・ベイダー・コモンウェルス」が生まれました。 

クエーカー原則とのつながりが、スコット・ベイダーの核となっています。例えば:個人の育成(可能性を最大限発揮するため);機会均等(全員が職場の福利厚生が利用できる);関与と参加(全員が発言権を持つ);社会/コミュニティ活動に参加する機会;自らの行為に責任を持つ;模範を示し暴力に頼らず対話により紛争を解決する、などです。

これらの原則が会社の基本構造を変え、長期的な将来への責任を労働者に分け与えることとなりました。これは、どうしたら事業を違ったやり方で運営しつつ、成功させることが可能かを示す好例といえましょう。

アーネスト・ベイダーの社会経済的ビジョン

コモンウェルスは「社会的に責任のある事業は、自らの利益追及だけでは存在できない、という確信のもとに設立されています。これは国内また国際的なコミュニティの一部であり、だからこそ工場の壁を超えた責任を持つのです。」共同所有、つまり「信託」の考えは、戦争をベースとする、資本主義経済と共産主義体制との対立のなかでの第三の策として芽生えました。

創設者たちは、「命令ではなく承認に基づくリーダーシップ」を描きました。「労使紛争や国際戦争への参加に背を向け、再武装化への積極参加を拒否した」のです(憲法序文-1951年4月)。

「我々全員の、物質的かつ精神的な、完全な能力育成のチャンスを提供すること」を大志として抱いていました。「相互の責任は、仕事のコミュニティ全体に浸透し、民主的参加と信託の原則によって支えられなければならない」のです(改訂版憲法の序文-1963年3月)。

スコット・ベイダー・グループの企業はビジョンを実現し、ビジネスが世界をより良い場所にできることを示す手段なのです。

素晴らしいニュースです!

2014年のガンディー基金国際平和賞が、スコット・ベイダーのライフプレジデントであるゴドリック・ベイダー氏とスコット・ベイダー・コモンウェルスに合同で贈られました。これは、彼と彼の家族によって作られ、今でも全世界でスコット・ベイダー・グループの基礎を成し続けている、優れたビジネスモデルを評したものです。

添付資料は、2014年10月30日(木)にイギリス議会上院であった授与式での、ゴドリック・ベイダー氏の受賞スピーチです。

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